皆さまは北海道で海サクラやヒラメをショアから狙う際、どのようなロッドを使っていますか?
各メーカーから魚種専用の色々なロッドが出ていますね。
狙う場所は定番のサーフから堤防、磯場まで様々な状況があります。
当たり前ですがお値段もピンからキリまであります。
余談ですが、今から20年以上前・・・
私がまだ中学生の頃。
親父の影響で釣りが大好きになり、小物釣りから次第にカラフトマスや鮭釣りにハマっておりました。
その頃は道具にはあまりこだわりもなく、お小遣いで買った5000円くらいの名もなき謎の9fのルアーロッドで気にせず鮭をぶち上げて釣っていた訳なので、極論は魚がいればどんな竿でも釣れるのですが・・・(笑)
そんなことはもちろんわかってはいますが、いざ良いロッド(価格が高い)を使うと、やはりもう安いロッドに戻れなくなってしまうという感覚に、近年見事に陥ってしまっております。(リールも)
「あと5メートル遠くに飛ばしたいなら、練習するより今より1万円高い竿を買えばいい」という、とある方の名言が身に沁みます。
いつか「ルアーの飛距離、5m=1万円説」を誰か検証してほしいです(笑)
余談はこれぐらいにして、私の少ない知識と経験からになりますが、現在使っているロッドや、友人に使わせてもらった感想も含めて、おすすめのルアーロッドを紹介してみたいと思います。
- YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス)EARLY for Surf(アーリーフォーサーフ) 109MMH
- Gcraft (ジークラフト) SEVEN-SENSE(セブンセンス) TR MONSTER SURF MSS-1072-TR
- Gcraft(ジークラフト) SEVEN-SENSE MONSTER SURF MSS-1092-TR < Openarea BAKUTO Special
- Gcraft (ジークラフト) SEVEN-SENSE MONSTER SURF MSS-1052-TR < Openarea NINBLE Special
- グランデージ エクストラ ノーザンライツリミテッド 106ML
- ダイワ(Daiwa) オーバーゼア 109ML/M
- Jackson(ジャクソン) サーフトライブ ハリバットモデル STHS-1062M
- シマノ(SIMANO)ルミナス(LUNAMIS) S110MH
- がまかつ LUXXE チータ R3 106MH
YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス)EARLY for Surf(アーリーフォーサーフ) 109MMH
言わずと知れた王道、ヤマガブランクスのロッドです。海サクラのみならず、カラフトマスや鮭釣りにも代用できるスペックを兼ね備えた幅広い魚種に対応できるロッドです。
カラフトマスと鮭が回遊している河口ポイントで、知り合い含めた4人が並んでこのロッドを使っていたという伝説もあります(笑)
103、105、109と三種類の長さのラインナップがありますが、私は遠投重視で109を愛用しております。
女性の方や手返し重視の方は、103や105が使いやすくておすすめです。
ハイスペックの割にお値段も比較的手頃で、幅広く愛用者がおりますし、実際使っていても20gくらいの軽いルアーやミノーから、50gくらいまでは心配なくフルキャストできます。
個人的なベストウエイトは35~45gくらいかなと思います。
Gcraft (ジークラフト) SEVEN-SENSE(セブンセンス) TR MONSTER SURF MSS-1072-TR
こちらは私が今もっとも愛用している、使用率一番のメーカーのロッドです。
こちらを購入してからヤマガブランクスのアーリーは、現在サブロッドになってしまっています。※個人的好みですが。
以下メーカー説明文より
2016年、ニューカテゴリーのモンスターサーフ1072シューティングスペシャルが誕生する。 2010年から開発テストを開始し、本来であれば「PEシリーズ」で販売する筈であったが、開発段階でブランクスコンセプトの最大の課題であった「45gジグがフルキャストできるパワーを保有した上での最大級の軽量化」を目指した為、他のカテゴリーロッドと平行して開発していくうちにどんどんブランクスの新製法が確立され、「もっと軽く、さらに強く」が過剰に発展、そこへ、トルザイトリングのリリース情報が飛び込み、急遽、「TRシリーズ」での販売へと企画変更。 一部のアングラーには広大なサーフで行われる毎年恒例の大会でこっそりと展示した為、開発途中のブランクスを数年前から握った方も居たかと思う。 その度に「もう出来る?」「さすがに来年には出るよね?」と苦いご指摘を何度も受け、ようやく販売出来るブランクスが完成した経緯があるこの1072は、「TRシリーズ」の例に漏れず、ティップに30t+40t、バットには30t+40t+46tを複合成型。 分かりやすくは、自重163gのモンスタージェッティーMJS1002TRが、そのままの使い心地で7インチ長く、しかもMAXルアーウエイトは5gUPの45gとなり、パワー・トルクを強化しながらもその差僅か5gのプロト自重168g、ブランクス単体の重量は10.7フィートでありながら、1002と比べてその差は僅か0.5gの超軽量ブランクスを搭載。 リールシートも同じ、搭載ガイドも同じで、1072はバットガイドから3個目までを強度確保のトリプルラッピングにしているにもかかわらずである。 この1072のブランクス、窯元で膨大なテストデータと設計データを保有しない限り創れない。 トップ・ミノー・バイブ・ジグ・ジグヘッドワーム、どのルアーにも繊細に対応し、遥か沖のピンポイントを長時間撃ち続けることが可能なこの「シューティングスペシャル」で広大で爽快なサーフゲームを思う存分満喫して頂きたい。
語彙力が乏しいですが、単純に軽くて、しなやかで、遠投性抜群、でもロッドが強い。
Gクラフト のコンセプトが素晴らしくて、メーカーごとお気に入りのロッドです。
Gcraft(ジークラフト) SEVEN-SENSE MONSTER SURF MSS-1092-TR < Openarea BAKUTO Special
以下メーカー説明文
2017年、モンスターサーフ1092爆投スペシャルが誕生する。 先に販売したモンスターサーフ1072シューティングスペシャル同様、2010年から開発テストを開始し、本来であれば「PEシリーズ」で販売する筈であったが、開発段階でブランクスコンセプトの最大の課題であった50gジグがフルキャストできるパワーを保有した上での最大級の軽量化」を目指した為、他のカテゴリーロッドと平行して開発していくうちにどんどんブランクスの新製法が確立され、「もっと軽く、さらに強く」が過剰に発展、そこへ、トルザイトリングのリリース情報が飛び込み、急遽、「TRシリーズ」での販売へと企画変更。 一部のアングラーには広大なサーフで行われる毎年恒例の大会でこっそりと展示した為開発途中のブランクスを数年前から握った方も居たかと思う。 その度に「もう出来る?」「さすがに来年には出るよね?」と苦いご指摘を何度も受け、ようやく販売出来るブランクスが完成した経緯があるこの1092は、「TRシリーズ」の例に漏れず、ティップに30t+40t、バットには30t+40t+46tを複合成型。 MSS1072TRがサーフ標準スペックとするならば、このMSS-1092-TRは、50gのジグをフルキャストは言うに及ばず引き抵抗が重く、水圧抵抗の掛かる30g前後の大型ミノーや35g前後のウッドポッパー・ペンシルや1ozジグヘッドワームが軽快に扱える外洋サーフの大型魚に対応できるブランクスとして設計。 風速10mを超える荒れた外洋サーフで良く使用されている「北西スペシャル」の弟分的立ち位置を意識し、爆風時でも振り切れるプロト自重188gの軽量ロッドは10kgを超えるサーフ最大クラスのブリに完全対応する。 長年に亘り、完成を先延ばしにしてまで造り込んだ軽量ブランク爆風ブッタ切り仕様のこの「爆投スペシャル」で広大でパワフルなサーフゲームを思う存分満喫して頂きたい。
Gcraft (ジークラフト) SEVEN-SENSE MONSTER SURF MSS-1052-TR < Openarea NINBLE Special
以下メーカー説明文
2016年、サーフの基盤的ロッドであるモンスターサーフ1072の登場から早3年、その翌年には秋の対大型特化モデルであるモンスターサーフ1092が完成。 そして、2019年、春の対中型特化モデルのモンスターサーフ1052「軽快スペシャル」が誕生する。 外洋サーフ恒例である春の小型から中型サイズに最適なロッドをコンセプトに今までは若干非力なモンスタージェッティー1002を代用してきたステージで軽快に、快適に、俊敏に扱える「ドンズバ」のブランクスに設計している。 「ある一定のルアーやアクションにのみ驚異的に魚が反応する」という状況を経験したことのあるアングラーなら理解できると思うが、その場合、その状況にルアーやアクションが抜群に合っているロッドには釣果が極端に変わり、釣り負ける場合が往々にして存在し、その時に使用しているロッドの差がルアーMAXにしてたったの「2g」だったりするのである。 モンスターサーフ1052はMAXルアーウエイトにしてモンスタージェッティー1002よりも+2g、モンスターサーフ1072では-3gと大した差は無いように思われるが、上記内容を加味した上で開発者目線で言えば全く違うと断言する。 そしてもう一つ、恐らく多くのアングラーは「ルアーウエイト=飛距離」と考えていると思う。 G-CRAFTのロッドが何故、近似ウエイトのロッドで細分化を図っているのか?それは開発理念の一つに「アングラー個々の技量・体力の限界点に合わせる為」という理由がある。 技量も体力も持ち合わせたアングラーには関係の無い話だが、自身の技量を無視し、周囲の意見や情報だけでロッドを選んだ場合、ロッドが振り抜けず、反発させられない状況では確実に飛距離は落ち、釣り自体がまともに成立しなくなる。 その回答が「細分化故に存在する個々の快適性」である。 このモンスターサーフ1052「軽快スペシャル」で軽量ルアー、軽量ロッド故に行えるロッドアクションとジグ42gフルキャストで得られる驚異的で爽快な飛距離を広大な外洋サーフで思う存分体感して頂きたい。
2019年に出た新しいモデルです。長さはコンパクトになりましたが、説明文を読んでいくとかなり欲しくなりますね。
アスリートなどのミノーを軽快なジャークで扱いやすそうな雰囲気を感じざるを得ません(*'▽')
私は1072の2016年モデルを愛用しておりますが、はっきり言って振った瞬間に値段以上の感動がありました。
紹介した1092と1052はその後に出たモデルでさらに良くなっていること間違いなしなので、お勧めできると思います。
Gクラフトは北海道ではあまり使っている人も多くないと思うので、私のようについつい人と違う物を使いたくなる方や、特別感を出したい方には特におすすめです。
グランデージ エクストラ ノーザンライツリミテッド 106ML
実際に使ったことはありませんが、最近よく釣り場で見かけることが多いロッドです。
以下メーカー説明文
ミノーのジャーキングでターゲットを獲るため究極までに洗練されたロッド、それが「NORTHERN LIGHTS LIMITED 106ML」だ。そもそもジャーキングとはどんなメソッドなのか。ロッドはどんなものが良いのか。それらをしっかりと分かっているアングラーは恐らく少ない。ロッドのティップを素早く縦方向もしくは横方向に弾き、ミノーを瞬時に横へ飛ばし、ラインスラッグを意識的に作る。そして、そのラインスラッグを巻き取っている瞬間にターゲットは襲いかかる。すなわちルアーがテンションフリーになり、ベイトがフラフラと力弱まったような瞬間を作り出すメソッドがジャーキング釣法だ。キャストしてルアーが着水した瞬間から手元にルアーが戻ってくるまで、この操作は続く。この絶対的釣果を生み出す釣法は、少なからずアングラーの体力を削り、集中力を奪っていく。ここで求められているロッド性能は、まず極限まで軽さを追及しアングラーの体力を奪わないこと。また、グリップエンドを長く設定し、しっかりと脇にロッドを挟むことで腕への負担を少なくする。この軽さはアングラーに更なる恩恵も。それは超高感度だ。
アピアは私が長年鮭釣りのロッドを愛用していたメーカーです。
ジャークマンさん監修で作ったロッドなので、バットが少しながめに設定されていたりと、ミノー使いの人たちには最高のロッドだと感じます。
ダイワ(Daiwa) オーバーゼア 109ML/M
釣具の王手、ダイワのロッド。
エントリーモデルという位置づけです。
ちなみにグランデというスペックの高いモデルもあります。
スペックはサクラマス、ヒラメに関してドンピシャの設定。
値段もネットなら2万円前後で買えそうなので、釣り経験者から入門用としても幅広くおすすめかと思います。
以下メーカー説明文
●マイルドな穂先と強いバットを持ち合わせたサーフフィネスロッド、ジグヘッドリグをはじめ、12cm前後のミノーやシンキングペンシルに対応する。
●水平線へ向かってキャスト!サーフ&堤防のマルチルアーロッドシリーズ。果てしなく広がる大海原、途切れることなく打ち寄せる波。それに逆らうようにルアーを投げる。はるか沖へ、彼方へ、その下に潜むのは青物か、フラットフィッシュか、海アメか、それとも未知なるターゲットか。ジグやプラグ、ショアラバと、あらゆるルアーへの対応力と、頼もしい遠投性でOVER THEREが広大な海の可能性探索をサポートする。
YouTubeでミッチー高橋さんもオーバーゼアで楽しそうに海サクラマス釣りをしてますね(笑)
Jackson(ジャクソン) サーフトライブ ハリバットモデル STHS-1062M
ジャクソンは北海道のショアサクラ&ヒラメでは圧倒的鉄板ミノーとなっているアスリートを出しているメーカーです。
以下メーカー説明文
・定番となったヘビーウェイトプラグやメタルジグなどの、高比重ルアーを使った釣りに対応するモデル。10.6ftというサーフでは、長すぎず短すぎない標準のレングスで、取り回し良く釣りをする ことが可能。バランスの取れたテーパーデザインと40tをメインとしたブランクスは、遠投性能に優れ、座布団ヒラメに対応したバットパワーは、シーバスや青物などサーフにいる魚をターゲットにする。ヘビーウェイトプラグやメタル系バイブレーション、12~14cmのロングミノーやシビアな状況下におけるジグヘッドを使ったワーミング、45gまでのメタルジグなどサーフフィッシングで必要とされるルアーに幅広く対応する。
知り合いが使っているのを振らせてもらったことがありますが、スペック的にやや重たい印象かなと思いましたが、思っていたより使いやすいロッドでした。
リールとのバランスも大きく関係すると思います。(その方はツインパワーXD4000番をセットしていました)
私は軽いロッドを愛用しているため少し重量感を感じましたが、値段的にはお手頃なのでハイエンドに予算が届かない方にはおすすめできます。
テスターでもある有名ユーチューバーのグッドハンドフィッシングさんも、ジャクソンのロッドを愛用していますね。
いつか釣り場でお会いしてみたいものです。
シマノ(SIMANO)ルミナス(LUNAMIS) S110MH
こちらは2022年発売の新作モデルのルミナスです。
大手メーカーのシマノですし、とにかく新しい物が好きな方にはいいかもしれません。
もちろん使ったことはありませんが、スペック的にはフル遠投派の方のショアサクラやショアヒラメに使えるのかなと感じます。
以下メーカー説明文
12~17cmクラスのミノー、20~40gクラスのバイブレーションやトッププラグ、56gまでのメタルジグなどに適応。ランカーシーバスやヒラスズキ、大型ヒラメ、ライトショアジギング&プラッギングによる青物や回遊魚の攻略に活躍。飛距離が求められる大規模河川やサーフ、足場の高い堤防や磯場などのシーンに適しています。
ショアサクラにはやや強めのロッドかもしれませんが、逆に積丹の青物や、鮭釣りにも代用できそうな幅広い使い道がありそうです。
ショアサクラだけに絞るならS106Mでもいいかもしれませんね。
がまかつ LUXXE チータ R3 106MH
ちょっと気になるマニアックなロッドです。