メインターゲットはマガレイとクロガシラ。これらを自作仕掛けで釣果アップさせられるようになるまでの経緯
これまで北海道の日本海を中心に
オホーツク海や太平洋など色々な場所で
カレイを狙って投げ釣りをしていますが、
いったい本州の方はカレイの投げ釣りをする際に、
どのような仕掛けが使われているのでしょうかね。
私は数年前までは当たり前のように、
市販のL天秤や、遊動式、胴突き仕掛け等を使っておりました。
しかし最近ではカレイの投げ釣り仕掛けは経費削減も兼ねて、
ほとんど自作するようになり、もっと良い構造や装飾品があるのでは?
と非常に気になりだした今日この頃。
試作品を作っては失敗を繰り返し、
時にはインターネットでカレイの投げ釣り自作仕掛け記事や動画を読み漁りながら、
試行錯誤の数年でした。
実験のために異なる仕掛けを三本全て同じ距離に投げて釣るような非効率なこともしてました(^-^;
魅力的な見た目の装飾品「カレイカグラ」
「カレイカグラ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
針のチモトにつける装飾品で、
付けるだけでめちゃくちゃカレイが釣れちゃうということで
数年前に一部のブログなどで密かに話題になっていました。
縦長の形状でアワビなどの貝殻模様を施した装飾品で、
これを器用に自作している人や、
一部の釣具店ではなかなかの値段で販売されていた商品です。
もちろん購入して実際に試したこともありますが、効果は確実にありました。
サクラマスなどのルアーフィッシングでも効果的なシェルのアピール力を、
カレイでも実感できたような気がします。
そうそう、アワビ系といえば市販品でもアワビビーズという商品がありますね。
これもなかなか高額です。
そうです。
魅力的だけどコストが掛かるのが最大の弱点なのです。
資金に余裕のある方にはおすすめです。
ちなみに自分はアマゾンでそれっぽいやつを激安で買って愛用しています。
これでもすごく釣れるのでめっちゃおすすめです↓↓
ほとんどのパターンの自作カレイ仕掛けにつけているエース小物です。
市販品よりも釣果をアップさせる自作カレイ仕掛けの条件
そんなこんなで、ようやく最近になって、
ある程度自作の最強カレイ仕掛けのコンセプトが固まってきたかなという状況で、
まだまだ道半ばではありますが、
私なりに釣果がアップするカレイ仕掛けの条件をご紹介してみます。
優先順位順に並べると・・・
1、遠投性。
2、とにかく派手な装飾品。
3、耐久性。
4、絡みにくい針の位置。
だと考えています。
順番に説明していきます。
1、遠投性
これは絶対条件です。
飛ばない仕掛けでは狙える範囲が狭くなります。
自分はせいぜいフルキャストで150mくらいですが、
仕掛けの種類で10メートルの差が出ることもあります。
究極は装飾品をつけずに空気抵抗を減らした1本針仕掛けですが、
その他の重要事項とのバランスや、
2つ針があってエサが付いている方がアピール力もダブルヒットの可能性も出てきますし、
そもそもちょん投げの方が釣れるような場所もたくさんあるので、
結果として自分は2本針を使うことが多いです。
要は総合的に判断ということですね(*'▽')
下針はこの2つを使うことが多いです↓↓
2、とにかく派手な装飾
これもかなり重要度が高いです。
しかし、エサ取りの魚(北海道ではギスカジカやカニなど)が多い場所では
もろ刃の剣と化します(笑)
そのため状況に応じてとはなりますが、
確実に派手な仕掛けの方が釣果が伸びたという経験が多いです。
好奇心旺盛なカレイには
ヒラヒラ、キラキラ、フワフワが確実に効果的です。
ではどのように派手にするとよいのか?
この記事の一番大事な部分です。
それは上記でも紹介したカレイカグラの効果で実感できた
アワビ柄の装飾品(カレイを誘う柄)
蓄光タイプのビーズ(海底で発光して誘う)
そしてフロート効果のある物を針のチモトに付ける(フワフワさせて誘う)ということです。
この組み合わせが現在の私なりの最強パターンなっています。
資金に余裕があるときは、
さらに効果絶大のルミックスダンサーもつけます。
3、耐久性
ハリスは針が錆びたりしてきたら取り替えますが、
メインの幹糸は余程のことがない限り使い続けます。
なのでナイロンの16号を使用しています。
そして、重要なのがハリスの太さです。
細い方がユラユラするし食い込みが良いと言われており、
市販品もだいたい3~5号が多いと思います。
しかし自分は6号~8号を使用しています。
カレイは飲み込むので、
外すときに擦れて切れてしまうことが多く、
ギスカジカなどの外道だと特にそれが顕著になります。
室蘭や苫小牧の大型クロガシラ、積丹のマガレイなどを狙う際は、
耐久性も大事だと考えます。
マガレイを数釣りするとハリスがヨレることありませんか?
太いハリスなら何とかノーメンテでも一日くらいは持ちこたえられるので、
経済的でもあります。
一般にハリスは細ければ細いほど良いとは言われますが、
投げ釣りでカレイを数釣りする際は、
それほど釣果に大きな違いは感じません。
以前YouTubeで、黒のハリスにも興味を示しているカレイの動画を見たことがあります。
それからは好奇心旺盛なカレイを狙う場合、
あえて黒や赤のハリスで目立たせようにしてます↓↓
色に関しての真相は不明なので、
現状は好みの問題ですね(;'∀')
4、絡みにくい針の位置
昔は欲張って三本針等も作ってましたが、
エサの消費が凄いので、
今は二本に落ち着いてます。
カレイが飲み込みやすいようにハリスをできるだけ長く取りたいですよね。
でも二本の針がぶつかってしまうような設計だと、
投げたときや潮の流れで絡まってしまい、
魚が食いつけない状態のまま気づかずに放置してしまったりしては非常にもったいない。
さらに積丹や知床などの活性が高く魚影が濃い場所でやると、
一匹のカレイに二本とも食べられる何てこともしばしばあります。
なので、上針と下針は可能な限り離すようなギリギリのバランスで設計することが大事だと考えています。
その他のこだわりポイント
その他にも針の形状やオモリの装飾など、
まだまだ色々ありますよね。
針は一般的なカレイ針を使用しています。
号数は14~15号。
大型を狙うときは16号も使用します。
私は小型のカレイは釣れてもリリースするので小さい針は基本的には使いませんが、
一般的に13号くらいの方が確実に食い込みは良いと思います。
外れにくいとされるチヌ針や丸セイゴもありますが、
自分はイソメをできるだけ長く付けたいという単純な発想と、
カレイの吸い込みやすさ重視で、針の全長が長いカレイ針を好んで使用しています。
ちなみに筆者はモリゲンさんのこの針も愛用しています。
ちなみに市販の替針でダントツにおすすめなのがこちら↓↓
自作する前はもっぱらこれを愛用してました。
抜群のアピール力なのでおすすめです。
オモリは気分的な問題だと思いますが、
海底で光るように畜光スプレーで塗装してます。
しっかり塗装したい場合は、下塗りをするのがおすすめ↓↓
蛍光ではなく蓄光なのと、
ケイムラコート材で塗装剥がれを予防しているのが一応こだわりポイントです(笑)
だいたいこんな感じです。
マガレイとクロガシラで効果的なカラーやパーツにも違いがありそうですが、
それはまだ研究中です。
なんとなくですが、マガレイは黄色、
クロガシラは白の夜光ビーズが効いてそうな気はしますが、都市伝説レベルです・・・。
最近はピンク系の装飾も多用しています。
それで結局どんな仕掛けを使ってるのさ、とツッコミがきそうなので、
たいした出来ではありませんが写真もアップしておきます。
(毎年マイナーチェンジしているので現時点での仕掛けです)
動突き二本針仕掛け
動突きL天秤仕掛け(発砲フロート)
胴突きL天秤仕掛け(ケイムラボール)
実は自作仕掛けを、メルカリで試験販売してみました。
ほとんど利益ないのですが、パーツにこだわりすぎているため市販品よりも高価格になってしまってます(^-^;
自分で作るのが面倒な方や、使用してみた率直なご感想を頂けるような好奇心旺盛な方は、下記のリンクからご覧になってみてください。
2021年3月3日 完売御礼!!
何度か追加で生産して販売してましたが、全て完売とします。
買っていただいた皆様、本当にありがとうございます。
今のところ追加製作の予定はありませんが、気が向いたり要望があればまた作ろうと思います。
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